奥高尾を縦走してみた。
今年初めに人生初の登山をしてからというもの、すっかり登山の魅力に憑りつかれてしまい、大体月1ベースで関東の低山を巡っています。GWは登山をするにはうってつけの機会なので、奥高尾を縦走することにしました。
縦走(じゅうそう)とは登山の方法のひとつであり、一般的には山頂に立ったあと下山せずそのまま次の山へ向かうことを指す。ルートによっては山頂を重視せず稜線を歩いて行くことも縦走と呼ぶ。
「普段着でも登れる山」として知られる高尾山ですが、その高尾山で本格的な登山を楽しむことができるのが、高尾山の西方にある陣馬山から標高を下げながら縦走していく今回のコース。全長14.8km、総想定時間7時間前後となかなかハードな設定ですが、途中の中継地点にいくつか茶屋があって休憩も取りやすく、初心者におすすめだそうです。
ちょうど山のススメとのコラボをしているようです。山のススメ、未見ですが気になっているので観てみようかな……。
コースについて
途中少し巻き道をしたりしたので少し異なりますが、基本的にYAMAPのモデルコースを採用。YAMAPのアプリ、地図をオフラインで保存できる&オフライン状態でも現在位置を確認しながら進むことができるので、山歩きにおいて欠かせないツールです。
- コースタイム:7時間半程度
- 総走行距離:14.8km
- 総消費カロリー:1500kcal前後
装備について
靴、鞄等はいつもと同じでしたが、気候が夏に近付いているので初夏を想定した服装にしました。
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E445235-000/00?colorDisplayCode=09&sizeDisplayCode=004
UNIQLO、エアリズムの長袖バージョンが日焼けも防ぐことができて便利なので着用。ただ、途中汗が冷えて逆に寒く感じることもあったので、もう少し山歩きを想定したシャツを着るべきかもしれません。
モンベルのジオラインが良さそう。
そしてついにトレッキングポールを購入しました。半信半疑で持っていきましたが、かなりキツい下りもところどころにあったのでとても助けられました。
購入当日大喜びで写真を撮る。
感想
コースタイムがかなり長かった分、体力をかなり使いました。結局これを書いている次の日は全身がバキバキいっていて、まともな生活が厳しい(笑)。普通に暮らしているとなかなか7時間も歩く機会がないので、いい経験になりました。自分が7時間も歩くことができるというの、すごく自信になる。
一番初めに辿り着いた陣馬山の山頂で食べた蕎麦です。山菜がたくさん入っていてとても美味しかった。疲労は空腹の一番のスパイス。山の上で食べる暖かい食べ物、この上ないほど美味しいです。
一日中曇りとの予報でしたが、11時前後からかなり日が差してきてよかったです。でも。日焼け止めの塗り直しをサボってしまったのでちょっと肌が焼けてしまった……。
最終到達地点の高尾山で食べたなめこ汁と田楽。なめこがとても大振りで美味しくて感動しました。こんなに美味しいなめこ、普段スーパーで買ったことない、東京なのに……という気持ち。高尾にしか流通していないんだろうか。
普段行ったことの無いようなところに行って、普段使わないレベルの体力を使い、普段なら食べられないような量のご飯を食べることができる、山登り最高~~~!という気持ち。これを書いている今も、また次はどこに行こう……と考えています。あ~~~楽しかった。
2年間のこととか
一か月ほど?ぶりのブログです。といっても書きかけで止めてしまっていた記事がかなりあって、気が付いたらすごい量の下書きが溜まっていてビビった。
文章を一本完成させるためにはただキーボードをタイピングし続けるだけに費やされるカロリー以上のものが必要で、それが根気とか気力といったものなんだろう。
ここ最近は勉強をしたりのんびり寝たり、あと家の更新とかそういった事務的なことに追われていました。いつの間にか外は夏の匂いがして、春はいつの間にどこかにいってしまったみたいですね。
コロナ禍が落ち着いてきた(というか、もうコロナのことで頭をいっぱいにするのに世間が疲れてきた)こともあってか、ここ最近数年ぶりに友人に直接顔を合わせる機会が重なっていて。そういう時、「この二年間何してた?」と聞かれます。
この二年間で引っ越しして病気して転職して結婚した訳なんですけど、さあどこから話そうか…と思ったり、でもそんなに自分の話で尺を取るのもどうなんだろう?って躊躇ったり。
自分の中では病気したことが一番大きかったです。病気っていうか、前の会社で夜中2時まで働いたり土日にもPCに入ってくる連絡に対応したりしているうちになんかメールの通知音が来る度にビビるようになっちゃって。2時間寝る日と12時間寝る日が交互に訪れるようになって、これはもう仕事になんないやって思って病院に行ったら抑うつ状態と診断されました。2020年の終わりの頃のことでした。
それまではちょっとメンタル弱いけどまあ何とかやってる普通の人間だっていうのが自己認識だったので、薬と診断が降りたのは超ショックでした。立派なメンヘラじゃん、みたいな。これでしばらくはまともな保険にも入れないし。保険は確かに未だに困っているので、病院に行く前に入っておけばよかったですね。
でもなんていうか多分今までの人生で騙しだ騙しやってきたことのツケがあのタイミングで一気に来たんじゃないかなって思います。嫌なことを嫌って言えないし、有害な人間関係や環境に依存してしまいがちだし、あとなんかちょっと辛い状況にいる自分に対して自己憐憫に浸ってしまう。いつか駄目になることが前提の生き方だった。
今はまあそれなりに元気になりました。転職して純粋に人間関係と労務管理周りの態勢が変わったことと、あとなんていうか単純に自分に緩くなりました。昔は自炊しないと死ぬ病だったので夜中まで働いても次の日は起きて自炊して皿洗いして…ってやってたんですけど、まあ普通に考えて無理だし。セブンイレブンの麻婆豆腐丼が好きです。美味しいよね。
狂人小説(と勝手に呼んでいる)の『人間失格』も『ライ麦畑でつかまえて』も結局オチは主人公(語り手)はおかしくなってしまって、サナトリウムや病院で混乱に満ちた日々の追想をする、という。でもどっかおかしくなっちゃった後も人生は続くんですよね。だって人間狂うと結局病院行きなんだね怖いねって、そんなのおかしいですよね。なんだそれ怪談かよ、みたいな。別にフランケンシュタインや吸血鬼になったわけじゃないんです。おかしくなったあとも心臓が動き続けている限り人生は続きます。前みたいに生きることができなくなった後も光熱費の支払いはしないといけないし、税金は納めないといけない。
税金、ちゃんと払ってます。確定申告もしました。なんなら結婚して面倒な姓の変更とかパスポートの書き換えもやりました。全部一歩ずつでしたし、期限がヤバいものもあったし、面倒くさくてしばらく寝かせてしまったものもある。でもそういうクソ面倒くさくて地味な作業が自分にとっては回復の道筋だったなと思います。感情を動かす必要なしにできる作業が身近にあったのは救いでした。
自分の中では自ら命を絶ったりしないだろうなという確信めいたものがあるので、もう何年・何十年か生きる予定で、それを前提にして考えるとまあ多分今後の人生でやっぱりまたどんなに辛い出来事が訪れてもおかしくないんですけど。でもなんとなくもう大丈夫だろうなと思っています。「辛い」とか「悲しい」とかそういう自分の心象風景と、脳味噌っていう肉の塊の間には何の関係もないな、と思うようになった。ストレスは身体の疾患の遠因になるかもしれないけど、それはそのものが病じゃないし、なんとか嵐が過ぎ去るのを待つように過ごすようになりました。
もしたっぷり時間があったらこういうことを話します。二年間こういう感じでした。
回復を支えてくれたコンテンツとか
■ジョジョシリーズ
一番具合が悪かった時にアニメを一気見しました。4部が好きです。
連載終了が寂しい。
■サ道
原田泰造の掛水の仕方が好きです。
■ひとりキャンプで食って寝る
三浦貴大さんの週の話が本当に文学的で好きです。
どこまで多才な人なんだろうか。羨ましいです。
■セブンイレブン 麻婆豆腐
マジで美味い。
映画感想『ドライブ・マイ・カー』
前回の日曜日に映画を観に行ってきました。
映画は好きだけれど、普段はあまり映画館に行きません。2020年にコロナが流行り始めてからは特に。在宅生活を送っているせいか、時間が決まっている予定に対して逆算して準備をすることが苦手になってしまった。
それでも、『ドライブ・マイ・カー』はかなり評判もいいし、かなり前から公開しているからいつ上映終了になってしまうかわからないし、興味があるなら早いうちに、と思って観に行きました。
以下感想を思いつくままに書いていくので、ネタバレ注意です。尺が3時間もあるからスケジュール確保は大変だけど、是非観に行ってほしい。
村上春樹の短編小説集「女のいない男たち」に収録された短編「ドライブ・マイ・カー」を、「偶然と想像」でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞した濱口竜介監督・脚本により映画化。舞台俳優で演出家の家福悠介は、脚本家の妻・音と幸せに暮らしていた。しかし、妻はある秘密を残したまま他界してしまう。2年後、喪失感を抱えながら生きていた彼は、演劇祭で演出を担当することになり、愛車のサーブで広島へ向かう。そこで出会った寡黙な専属ドライバーのみさきと過ごす中で、家福はそれまで目を背けていたあることに気づかされていく。
結論から言うと、観に行ってよかったです。そんなに本数を観る方ではないけれど、ここ数年で観た邦画の中で一番よかった。キャストも、サウンドトラックも、映像の感じもとても素敵でした。話の中で舞台が東京・広島・北海道とかなり変わるのだけれど、土地の空気感を写し取ったような映像が素晴らしかったです。特に、広島の瀬戸内海沿いのうねうねとした道路の撮り方が好みでした。主人公・家福が広島での滞在先と仕事場を行き来する片道1時間の道のり。その道を赤いSAABが通るたびに、話が転がっていく。
原作は村上春樹の同名の短編小説『ドライブ・マイ・カー』なのだけれど、その小説が収録されている短編集『女のいない男たち』収録の他の短編『シェエラザード』『木野』の要素が映画には取り込まれています。
特に『木野』には、映画の中でもキーとなる一節が綴られています。
「傷ついたんでしょう、少しくらいは?」と妻は彼に尋ねた。
「僕もやはり人間だから、傷つくことは傷つく」と木野は答えた。
でもそれは本当ではない。少なくとも半分は嘘だ。
おれは傷つくべきときに十分に傷つかなかったんだ、と木野は認めた。
(『女のいない男たち』p.223より)
劇中でも「傷つくべき時に十分に傷つくこと」ができなかった、という悔悟の台詞が登場します。その台詞があまりに痛切で、痛みに満ちており、思わず両目から涙がボロボロと零れてしまった。演技とは分かっているけれど、こんなに悲しい告白はあるか、と。半ば呆然としながら帰宅して、『女のいない男たち』を手繰り、『木野』を読み直しました。
傷つくべき時に傷つくことはとても難しい。自分の抱える痛切な感情を真正面から受け止めることは、とても苦しみに満ちた作業です。第一、傷ついている自分を認めること自体、恥ずかしいし、辛くて仕方がない。
それでも、「傷つくべきときに傷つくことができなかった」記憶は棘のように心に刺さり続け、呪いのように人生を縛りつづける。映画の中盤、画面に留まり続けるどこか不穏な空気は、そんな「傷つけなかった」男、家福へかけられた呪いのように映ります。
でもね、そんなに皆自分の感情を上手くその場でつかまえられるわけじゃないよ、とも思います。大した年数は生きていないけれど、あの時ちゃんと怒っておけばよかった、泣いておけばよかった、地団駄ふんでもよかった、そんな経験ばかりです。「こうしておけばよかった」「こうであってほしかった」そんな後悔の蓄積で自分という人間が形づくられているような気すらする。
とても好きな小説、舞城王太郎の『好き好き大好き超愛してる。』という小説があります。この小説の冒頭に記されている文章、「愛は祈りだ。」から始まる3Pと少しの文章の中に、過ぎ去った過去のことについて「こうであってほしかった」と思う心への一さじの救いがあるような気がして、たまに読み返してしまいます。
祈りは言葉でできている。言葉というものは全てをつくる。言葉はまさしく神で、軌跡を起こす。過去に起こり、全て終わったことについて、僕達が祈り、願い、希望を持つことも、言葉を用いるゆえに可能になる。過去について祈るとき、言葉は物語になる。
人はいろいろな理由で物語を書く。いろいろなことがあって、いろいろなことを祈る。そして時に小説という形で祈る。この祈りこそが奇跡を起こし、過去について希望を煌めかせる。ひょっとしたら、その願いを実現させることだってできる。物語や小説の中でなら。
(『好き好き大好き超愛してる。』p.3-4より)
この文章の中では小説について言及していますが、映画であったり、音楽であったり、創作物は須らくそういった「祈り」の具体化で、私たちは創作物を通して、過去の自分を救うことも可能なのかもしれません。
一言でまとめると、「いやぁ、映画って本当にいいもんですね」ってところに尽きるんですけどね。いやぁ、本当にいいもんですね。
また映画館に定期的に行きたくなってしまいました。ちゃんとスケジュールを立てて訪れようと思います。
一年間シャンプーを試行錯誤した記録
一年近くシャンプーを試行錯誤してきて、色々試してみた記録。
成分解析のブログとかたくさんあったけど、「とにかく色々試してみた人の感想が読みたいなー」と思っていたので、過去の自分を救うために書いておきます。シャンプーって一回買うと一旦使い切らないといけないので、結構悩ましい。使い切りのサンプルではすごくよかったのにボトルで使ってみるといまいちっていうこともあったりするし。
前提(私の髪とか)
ほぼ直毛。毛の太さはやや細めで、毛量はやや多め。乾燥しやすくて、コンディションが悪いときの髪はとにかく箒の先みたいに広がる感じ。髪の長さはミディアムヘア(伸ばし中)。
シャンプーの洗いあがりはさっぱりしている方が好みで、濃厚しっとりみたいなのは苦手(試したものも、濃厚しっとり系は少ないと思う)。
サロン専売系のシャンプーは入手が大変なので、なんとかドラッグストアでも買えるシャンプーで定番を見つけたいという気持ちが強いです。今回もサロンで使っているものは一種類くらいしか試していないはず。使い切った時にパッと詰め替えを買えるかどうかが個人的に大事なポイントでした。
本編
ディアボーテ HIMAWARI
学生時代に使っていて悪くなかった印象があったので使っていました。ノンシリコン、「扱いやすい素直な髪に仕上げる」ポイントが気に入って購入。今思えば、そんなに悪いシャンプーではなかったと思います。ただ、特にこれといって印象が無く、可も不可もなく……という感じでした。髪の毛がブワーっと広がるのも、寝癖が酷いのも、自分の髪質だから仕方ないかな、と思っていました。
ところが、美容院でいただいたサンプルのシャンプーを使った時に、とあることに気が付きます。
高いシャンプーと安いシャンプー、使い比べてみたら髪にはそんな違いがなかったけど肌が乾燥する…泡が身体に落ちるから…?マジ…?
— marugao (@maru_gao__) January 30, 2021
HIMAWARIのシャンプー、髪自体はそんなに問題がなかったんですけど、肌が乾燥するんですね。チクチクするというか。これをきっかけにシャンプー探しの旅が始まりました。
イイスタンダード
美容院でサンプルをいただいたものをそのまま購入しました。
250mlで2800円なのでかなり高級。匂いもすごい良いし、もちろん肌がチクチクするような感じもなく、好みではありました。
ただ、高いのと、高い割に髪の仕上がりが素晴らしく良くなったという感じがしなかったため、一ボトル使い切って撤退しました。試したシャンプーの中では一番どの髪質の人にも合うと思います。値段が高いとその分目の覚めるような効果を期待してしまいがちですが、ラグジュアリーとは究極の万人受けなのかもしれません。
12 JU-NIシャンプー
前回のイイスタンダードがかなりリッチなイメージのシャンプーだったので、その反動でさっぱりとしたパッケージに惹かれて購入しました。
500mlのシャンプーコンディショナーのセットで5500円なので、サロン専売のシャンプーと同じくらいの価格帯だと思います。
木村石鹼のシャンプー、寝癖がマジで発生しなくなる ショートカットなので朝の寝癖問題は長年の課題であり、買って良かったhttps://t.co/BfC94EcXJZ
— marugao (@maru_gao__) April 20, 2021
これはすごく良くて、当時のショートカットの髪にはすごく合いました。癖毛に悩んでいる人には凄くお勧めできるシャンプーです。
ただ、液がちょっとゆるめで、思った以上に速いスピードで使い切ってしまうのでネット注文が負担だったのと、もうちょっとボタニカルな匂いのものを試してみたいな……と思ったので、別のものに移行することにしました。
JU-NIシャンプーはトライアルも出しています。匂いがちょっと独特なので、まずはトライアルを使ってみるのが良いと思います。
PUBLIC ORGANIC
友達の家に遊びに行ったときに匂いを嗅いでみて、すごくいいなー!と思ったので買いました。植物っぽい匂いが好き。
洗いあがりはなんというか素の髪っぽい感じで、さっぱりしていて割と好みでした。割と気に入って、ピンク色のパッケージのものと緑色のパッケージのものと二つ使いました(匂い以外の違いは分からなかった)。
ナチュラルな感じの使い心地が好きでしばらく使っていたのですが、髪の毛が伸びていくにつれて段々毛先の傷みとパサつきが気になってきてしまい、他のシャンプーを探すことに。
8 THE THALASSO
オーガニックでナチュラルな製品は髪の状態が健康な人のためのもので、自分の髪にはもっと攻めた商品が合うのではないか?という仮定のもと購入。結果、個人的には一番合っていました。しっとり仕上がるけれどベタベタしていなくて、するんとした仕上がり。一晩寝ても寝癖がつかなくて、朝起きてからの髪が扱いやすい。
475mlで1280円前後の値段も、近所のドラッグストアで買えるという手頃感も好み。しばらくこれでいってみようと思います。
さいごに
シャンプーは結局自分に合うかどうかが全てなので、自分に合う究極の一本を見つけるまでの道のりが長くて大変。今回とりあえず一旦は最適解を見つけた!と思ったのでこのエントリーを書いたのですが、もしかしたらまた一年後には違うものを使っているかもしれない。そうなったらまたその時記録しようと思います。
金時山に行ってきた。
1月に初登山をしてからというもの、登山の魅力にすっかり取り憑かれてしまい、早速また登山に行ってきました。
登山用のリュックを持っていなかったので、North FaceのTELLUS 42を買いました。かわいくてお気に入り。
今回行ったのは神奈川の金時山。登山を教えてくれた友達から「日帰りで歩きやすいし、頂上にお茶屋があってご飯が食べられるからおすすめ!」とアドバイスをもらって行ってきました。
金時山(きんときやま・きんときさん)は、箱根山の北西部に位置する標高1,212mの山である[2][3]。日本三百名山のひとつ。
- 総走行時間:3時間27分
- 総走行距離:4.9km
- 総消費カロリー:900kcal前後(推定)
前回の鍋割山に比べて、サッと登ってサッと下山することができたので、初心者的には安心な内容でした。
ただ、ルート・行程を他の人に決めてもらわずに、自分で調べて行くのは初めてだったのでとても緊張した……。YouTubeやYAMAPというアプリで下調べをしまくってルートを確認しました。
YAMAPがないと登山できないかも。オフラインで現在地を確認したりできるので、ものすごく心強い相棒です。
タイムスケジュールについて
金時山はバスタ新宿から登山口まで直通の高速バスが出ているので、アクセス抜群でした。乗り換えなどで迷いやすいので、そういった不確定要素が少ないのはとても心強い。車酔いしやすい体質なので案の定バスで酔ってしまったのは悲しいポイントでしたが……。
7時35分 バスタ新宿発
↓
9時半 登山口着・登山開始
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11時半頃 山頂着
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12時過ぎ 下山開始
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13時 下山完了
といった感じの工程でした。実は山頂にいるタイミングで雪が降ってきてしまい、初心者であるため予定より早めの下山をしました。頂上でコーヒーを飲むつもりで道具を持ってきたので残念でしたが、自然の前には人間は無力。安全策を取りました。
感想とか
前回の鍋割山はとにかく登りの距離が長い割に地面が比較的整備されていて歩きやすかったのですが、今回の金時山は岩場ありぬかるみありでなかなか歩きづらいところもあり、歩きごたえがありました。まだまだ不安定な道を歩く技術が無いので、これからもっと上手くなりたいな……と思いました。
頂上の様子。この写真の五分後くらいから雪が降り始めて超慌てる。
頂上の茶屋で食べたうどん。とても寒かったので助かりました。山のごはんってなんでこんなにおいしいんだろう。
帰りは金時神社というところから降りてきたのですが、そこから徒歩とバスで箱根湯本まで移動できるので、帰りは箱根湯本で温泉に入って帰宅しました。汗まみれになった身体を温泉で流せる喜びといったら……病みつきになりそうです。
箱根湯本ではちょこっとだけお土産を買ったりもできて楽しかったです。
鈴廣のかまぼこ。高いけど美味しい。小さい頃からファンで、私の中でかまぼこといったら鈴廣です。
次回までにやること
次回に向けてやっていきたいこと。またアップデートして次に臨みたいですね。
- 重い荷物を背負うだけの腕と胸の筋肉が無いので、筋トレを強化する
- トレッキングポールを持っていないので、買う
- ナイスな携行食を見つける(羊羹が嵩張らなくて魅力的)
ゆる運動のこと
コロナ禍に突入してから2年が経過。最低限の運動の機会となっていた通勤も消滅し、在宅勤務生活となりました。極端な日にはデスクとトイレの移動で終わってしまう日もあり、1日の運動はほぼゼロに。徐々に体力が落ちていき、去年の10月、階段を登るだけでもしんどくなっていることに気が付いて愕然とし、運動を始めました。
といっても、ジムに通うだけで月1万前後はかかるし、あまりお金と手間をかけずにゆるっとやりたい。ものすごく痩せたいわけでもないから、楽しく体力がついたらいい。
「ゆるくやる」ことをモットーに始めた運動習慣ですが、約4か月続いているので、今の状況を記録しておこうと思います。
ランニング(週3~6回)
中高時代に運動部に所属していたのですが、その頃はとにかく「叱ってしばいてナンボ」の時代。意味も分からずやらされている筋トレや練習は苦痛でした。唯一好きだったのは長距離走。性格が向いているのか、一定のリズムを長時間保つのは好き。これだったらできそう、と思い、ランニングをすることに決めました。
平日は仕事が終わった後、休日は気がむいた時。雨の日や体調がよくない日は休むし、毎日続けすぎても辛くなってしまうので、最低週1~2回は休むようにしています。
目安距離は5km。Google mapでおおよその距離・ルートを調べています。最近は定番のコースを決めており、ほぼ毎日同じコースを走っています。
adidasのアプリを使うと、1㎞ごとにペースを音声で教えてくれるので、スピードの良い目安になっています。去年10月には1kmあたり7分台だったのが、最近は5分台になってきたことが密かなモチベーションになっています。
ランニングウェア・シューズはちゃんとしたものを選んだ方が怪我も防げて良いと思うのですが、金銭的にも心情的にも自分を追い詰めないことが最優先なので、ありものや安いものを使っています。とりあえず走れればオッケー。1年続いたら良いシューズでも買います。
https://www.gu-global.com/jp/ja/category/women?tag=sports
GUのスポーツレギンスを愛用中。
もしちゃんとしたシューズを買うことになったらHOKAのCLIFTONがいいな、と思っています。色が東北新幹線みたいでかわいい。
筋トレ(週4~6回)
ランニングを始めてから半月くらいして筋トレを始めました。しばらくYouTubeで様々な筋トレ動画を見てやってみましたが、最終的になかやまきんに君の動画に落ち着きました。動画の尺が丁度いいのと、声掛けがポジティブでハマってしまった。
家でもできる動画をまとめて「自宅で筋トレ」というプレイリストを作っているので、そこから2本ほどピックアップしてやっています。大体15分前後。
特に道具は必要ない動画ばかりですが、ヨガマットは使っています。
使っているものを調べたらAmazonで一番安くて笑ってしまった。
変わったこと、よかったこと
かなり体力がついたと思います。疲れてぐったりしてしまうことが減り、休日に外遊びをすることが増えました。アスレチック、山登り、アイススケートなどなど……。アクティブな遊びを楽しむことができるようになって楽しい。
また、休日には、着替えとお風呂セットをリュックに入れてスーパー銭湯・サウナまで5~10㎞ほど走り、サウナに入ってから電車で帰宅、ということをやっています。片道のことだけ考えればいいので、割と遠いところでも気軽に行ける。お風呂で汗も流せるし、良いリフレッシュになります。
(荷物を持ちたい時はkarrimorのリュックを使っていますが、腰のベルトが無いので別の紐でくくりつけています。トレイルラン用のものにすればよかった)
運動というとどうしても学生時代の体育の記憶とリンクしてしまい、「つらいもの」「嫌なもの」という印象が先に立っていました。でも、通り過ぎていく街並みを眺めることや、陽の光を浴びること、汗を流すことは意外と楽しい。頑張った後のビールはより一層美味しいし。
仕事や私生活などで、今のペースを守ることが難しくなったり、逆にもっと本格的に鍛える必要が出てきたりすることもあるかもしれません。でも、「意外と運動は楽しいもんだ」ということを覚えられたので、これからもゆるっと運動習慣は続けていきたい。自分を褒めながらのんびりとやっていこうと思います。
人生初登山、山頂で鍋焼きうどん。
友人に誘われて、人生初の登山に行ってきました。
上ったのは丹沢エリアに含まれる鍋割山。標高は1,273mです。
標高1,273mの鍋割山(なべわりやま)。丹沢大山国立公園に含まれ、神奈川県の中西部に位置する秦野市、松田町、山北町の市町村境に位置しています。山頂は明るく南から北西にかけて展望が開け、晴れた日には富士山を望むことができます。山頂にある鍋割山荘で提供している鍋焼きうどんが有名です。
結果から記しておくと、
- 総走行時間:7時間20分(うち休憩時間1時間23分)
- 総走行距離:17.2㎞
- 総消費カロリー:1800~2000kcal(推定)
と、初心者としてはなかなか歩きごたえのある内容でした。
装備について
靴は学生時代に購入して持っていたモンベルのティトンブーツ(旧モデル)を使いました。素材がゴアテックスで、低山ハイキング向けということで図らずもうってつけの靴でした。
靴以外は、天候や環境の状態によってはある程度ありものでもなんとかなるかな、といった印象ですが、バックパックは登山用を購入したいなと思いました。アークテリクスのマンティス26が家にあったので使ったのですが、容量・背中の部分の構造的にやはり登山をするには少し厳しかったです。
マンティス 26 バックパック – アークテリクス公式オンラインストア
(腰と胸をホールドできるベルトがついているのは最低限よかったです。荷物を胴体に密着させられるかどうかで体力の消耗がかなり変わる)
タイムスケジュールについて
以下の条件を考慮してタイムスケジュールを組みました。予定を事前にどれだけしっかり組めておけるかがかなり大事だなと思いました。
- 標準的な総走行時間(登り+下り)が6時間前後で設定されており、休憩を含めると7時間程度必要
- 山頂の山小屋で提供されている鍋焼きうどんが遅くとも13時までには売り切れてしまう
- 1月なので16時ごろには日がかなり落ちてきてしまうため、15時台には麓へ戻りたい(日没後の下山は危険なので絶対に避けたい)
結果的に、9時過ぎに登頂開始、12時10分ごろに山頂着、1時間程度休憩を取って13時過ぎに下山開始、16時に麓のバス停着、ということで、割と予定した通りの進行となりました。
9時に登頂を始めるために自宅を朝6時過ぎには出て小田急線の新宿駅に7時ごろに着く予定を組んだので、かなり早起きを頑張る形となりました。ちなみに前日は11時までには寝ました。超健康。
感想とか
月並みな感想ですが、頂上にたどり着いたときの感動はひとしお。かなりきつい登り道を登ってきたのが報われた達成感は最高でした。
山頂で提供されている鍋焼きうどんは絶品。甘くて暖かい出汁が疲れ切った体に沁みました。
是非山頂で写真を撮りたい!と思ってガチャポンでとったぬいぐるみを連れて行ったのですが、小休憩の度に眺めてモチベーションを保っていました。ふわふわの力は偉大。
ちゃんと連れていけてよかった!
また、今回初心者としてはかなり背伸びをした行程(サイトによっては中級者向けと書いてある)でしたが、週3~5回で5㎞前後のランニングと15分前後の筋トレを行って体力づくりをしていたのが生きた形となりました。日々の努力が報われるのは嬉しいです。
基礎代謝とは別に2000kcal前後も燃やすことができたのも嬉しかったポイントでした。しっかり食べないと体力面で危険なため、当日は文字通り何も気にせず好きなものを食べました。普段は「夜は炭水化物を食べない」「お菓子はなるべく食べない」「野菜中心の献立」etc.をそこそこ気にしているため、制約のない食事は最高。下山してから食べた、セブンイレブンの納豆巻きが絶品だった……。糖質とたんぱく質が特に足りなくなるので、何を食べても美味しくてたまらない。
結論として、登山、ハマりました。苦労の果てに得られる頂上の景色や達成感、食事を楽しむことができること、休日に体を動かすことができること、といったポイントがかなり胸に響いたので、また近々行きたいです。ガッツリとした登山はハードルが高いので、日帰りができる関東近郊の低山を中心に巡ってみたい。登山というと「大変そう」「怖い」「怪我をするかも」というイメージがありましたが、ゆる登山もアリなんだな!と思えました。
次回の登山で使うバックパックを探してネットサーフィンをしている今日この頃。どんな色がいいかな~と考えるのも楽しい。