過ぎ去っていく自分と、今年の手帳。
今週のお題「手帳」
私は手帳があまり続かないタイプの人間です。
誰に頼まれているわけでもないブログを書いておいて変な話ですが、ノートのまっさらなページを見るとなにを書いていいかわからない。ノベルティで貰うノートなどには苦し紛れに「あいうえお」とか「へのへのもへじ」とか書いている始末です。
過去に留学で海外にいたことがあるのですが、出発する前に友達に「留学生活の日記とか残して置いたらどう?すごく思い出になるよ」という超貴重なアドバイスを受けたにも関わらず、日記も、手帳すらもほとんど作らずに終わってしまったのでした。
社会人になってからも、社内の共有ツールでミーティングや研修などのスケジュールが管理されていることもあって、あえてアナログで自己管理をする必要も感じていませんでした。特に社会人なりたての一年目なんか、平日は帰宅して寝るだけ、休日は平日の分を取り返すようにゴロゴロしてばかりだったので、手帳を開く暇などもなく……。
ただ、手帳をしっかりつけることができる人に対する憧れはありました。なんだか一日一日をゆっくりと確かめながら進んでいるような、手ごたえのある生活を送っているような、そういったイメージがあって、豊かで落ち着いて感じられる。
というわけで、2022年は手帳を始めてみることにしました。コンセプトは、なんでも書いていい手帳。その日あったことでもいいし、その日作るご飯の計画でもいいし、お買い物メモでもいい。もちろん、仕事をバリバリやるテンションの時は仕事のことを書いてもいいような。
そこで、2021年の暮れにほぼ日手帳のカバー付きセットを購入しておきました。
手帳本体・カバーの他にも、ボールペンや、くまのちいさなスプーン(?)がついてきて楽しかった。
ほぼ日手帳を選んだ理由は、一日一枚書けることと、スケジュール欄が控えめで自由度が高いこと、紙の材質が大好きなトモエリバーであることからです。
トモエリバーはとても薄い紙でありながら、裏にインクが滲まず、万年筆で書くのにうってつけ。ツルツルした手触りの紙が好きなので、お気に入りの材質です。
万年筆のインクは、蔵前のカキモリという文房具屋さんで作ったオリジナルインクを入れています。普段使いしやすいように、黒に近い青緑色を作りました。
他の手持ちのインクたち。
2021年の末から準備を整えて、万全の”書く状況”を整えて始めた手帳、今のところ2022年の1月の約半分が過ぎましたが、快調につづいています。何も書くことが思い浮かばない日は我が家のモルモットの絵を書いたり……。
ほぼ日手帳(オリジナルサイズ)のサイズ感が良くて、寝る前に少しベッドで開くのにも、外に持ち出して喫茶店や電車の中で扱うにも丁度良い。何回もLoftや東急ハンズで手帳コーナーを見て、自分にぴったりなサイズを探してよかったです。
ほぼ日手帳は色々なサイズとタイプがありますが、私が選んだのはオリジナル(A6)の1日1ページタイプです。
この調子で2022年は手帳生活を続けてみて、何気なく過ぎ去ってしまう日々のしっぽをつかまえて、すこしだけ日々の手ごたえを得ることができるといいな、と思います。