marugaolog

色々の記録。noteから移行

2023年6月12日〜16日

週の概要

先週分を週末に書き忘れ、平日のうちに書けたら……と思っているうちに気がついたら今週も終わっていた。1週間の流れが最近とても速い。そう、最近無事に自動車学校に通うようになって、定時で上がれる日には技能教習を受けに行っている。それ以外の日は割と遅い時間まで残業して、帰宅してからはバタンキュー状態なのでほとんどプライベートの時間が存在していない。朝早く起きれた日はジムに行っているし。というわけでそこそこ(かなり)忙しいのだけれど、まあ今のところそこそこ元気にしているしまあいいか。

 

なんとなく身の回りのこととか

平日がめちゃくちゃ忙しい分、休日に家のこととかをやっておくようにしていて、先週末も作り置きをしておいた。

これプラス白米があれば大体二人分の昼食・夕食×3日分、くらいにはなるので、平日の暮らしがかなり助かる。残業して帰ってきた時も温かくてコンビニじゃないご飯が食べられるのは本当にありがたい。

www.muji.com

無印のホーロー容器、本当に匂いが漏れないのですごい。

www.seitosha.co.jp

品目はつくりおきの本を大体真似している。この超速つくりおきシリーズの本は掲載されているレシピ数が多いのと、ほとんどレンジ調理で出来上がるものばかりなのでかなり気に入っている。

あとは電車移動の時間が増えてきたので本を読み始めた。

と言っても趣味で本を読むことがなくなってからかなり年月が経っているので何を読んでいいかわからない。また、自分で本を探すと、どうしても「ためになる本を読まないと」という下心が働いて、結局読みたくもない本を読むことになったりと心理的負担が大きい。

こういう時に読書会でもあるとある種の義務感が働いて良いのだけれど、なかなか今の人に会う時間も捻出するのが難しい。

そこで、podcastの”文学ラジオ空飛び猫たち”で紹介されている本を初回からとりあえず読むことにした。読み終わってから聴くと、スピーカー二人の感想やちょっとした解説が入ってきて面白い。

open.spotify.com

初回はハン・ガンの「ギリシャ語の時間」。

韓国の小説家が書いた小説はほぼ初めて読んだ。良い本だった。Kindle版がなかったので紙の本で買ったけれど、装丁が好みで買ってよかったと思う。

文学のいいところは実利から距離を取ることができることだ。その良さは学生時代よりももっと身に沁みて感じるようになってきていて、なるべくクオリティとコストの面から”最適”な仕事をしなければ、と1日に最低8時間は考えているような暮らしを送る一方で、自分の心のなんというかやわらかな部分はなくさずにいたいとも思う。

ギリシャ語の時間」の中で印象に残ったエピソードで、主人公の女性が子供の頃に目の前で飼っていた犬を轢き殺されてしまった記憶に関するくだりで、

あの日あの厚いアスファルトの上で、平べったくなってしまったシロはなぜ、彼女を噛んだのだろう?

あれがあの子の最期の一瞬だったのに。

なぜあんなに強く、全力を尽くして、彼女の肉を噛みとろうとしたのだろう。

なぜ彼女はあのように、愚かしいまでに、最期まであの子を抱きしめていたのだろう。

(「ギリシャ語の時間」p.201 l.2~6)

という文章があった。きっと人間は多かれ少なかれこういった類の記憶を抱えて生きていくのだろうと私は考える。普段社会的な人間として接している人の、社会的人格の底に化石のように埋まっているそういった記憶の一端に触れることがごくたまにあって、そういう出来事をこの文章で思い出させられた。

とりあえず初回の「ギリシャ語の時間」を読み終わったので次の週はレイモンド・チャンドラーの「ロング・グッドバイ」を読もうと思う。昔図書館で借りて読んだことがあったけれど、割と内容を忘れてしまっているので楽しみだ。

open.spotify.com

文学ラジオ空飛び猫たち、全部で今のところ120回エピソードがあがっているのでしばらく退屈しなさそう。

 

あとレインシューズが本当に壊れてしまった(靴底が剥がれてしまった)ので新しいものを探し中。しかし仕事が忙しいせいか判断力が落ちており、5000円を超える買い物ができない体になっているのでいつか余裕ができたらレインシューズを買いたい。そうこう言っているうちに雨の時期が終わりそうだけれど。最近の買い物は本とコーヒーとたまに乗るグリーン車ばかりです。

 

今週はこんなところかな。